2023年04月25日

骨盤・骨格のゆがみが体のバランスを崩す!?その原因と改善法を解説

普段から肩が凝ったり、体がこわばったりという自覚症状はないでしょうか。中には骨盤や骨格が歪んで、姿勢が変わったことによって起こる症状も多いでしょう。そのような体の不具合が起こる理由は、どのようなことにあるのでしょうか。またそれを改善する方法はどのような方法でしょうか。これらについて紹介します。

1. 骨盤や骨格が歪む原因

体全体を支える骨盤や骨格は、非常に重要であり、バランスが取れていなければならない場所です。けれども生活習慣などによりそれがずれてしまうこともあります。まずはどのような理由から骨盤や骨格が歪みやすくなるのか紹介をします。

1-1. 筋力の不足

骨盤や骨格は体を支えなければならないので、それなりの力を必要とします。これらを支えるのはその周辺の筋肉です。運動不足、栄養の偏り、無理なダイエットなどが顕著になると、筋力が弱くなってしまいます。それによって、骨盤や骨格を支えることが難しくなるでしょう。また筋力が弱くなると、筋肉自体にも負荷がかかってしまい、体全体のバランスが崩れる元にもなりかねません。

1-2. 悪い姿勢

最近はスマホやパソコンを使用する人も増え、操作する時間も長くなっています。そのような方々は首や頭が前に出るような姿勢を取り続けることで、猫背になり、肩が前に出る「巻き肩」といった姿勢になりやすいでしょう。それだけに限らず、長時間負担がかかるような姿勢を取り続けると、骨盤や骨格が歪んでしまいます。そのほかにも、重い荷物を持ち続けたり、同じ場所に長い間バッグをかけ続けたりなど、一部分の筋肉だけを使い続ける動作が続く場合も原因になるでしょう。

1-3. 運動不足

かなり多くの方が、普段からの運動量が不足気味であることを自覚されています。運動不足になれば筋肉の量が減ってしまい、筋力不足から骨格を支える力が弱くなったり、血行が悪くなったりして、コリや痛みなどの原因を作ってしまうこともあります。

2. 骨盤や骨格の歪みが引き起こす症状

骨盤や骨格が歪んだ状態をそのままにしておけば、体に不調が起こりやすくなります。その具体的な症状は以下のとおりです。

  • 肩こり
  • 腰痛
  • 冷え性
  • むくみ
  • 頭痛
  • 便秘

3. 骨盤や骨格の歪みを改善させる方法

骨盤や骨格の歪みが、さまざまな症状を引き起こすのです。私たちは日ごろから健康を維持するために、骨盤や骨格が良好な状態を保てていなければなりません。次に骨盤や骨格の歪みを予防し改善させる方法について紹介します。

3-1.スクワット

腰から太ももまでの間の筋肉は、骨盤を支えるための筋肉でもあります。この筋肉を強化させると、骨盤もより安定します。回数は無理がないように設定すると良いでしょう。

3-2.腹筋

腹筋は骨格や骨盤を支える筋肉の1つですので、日頃から使うように意識をすると良いでしょう。意外と通常の腹筋のやり方が苦手な方も少なくありません。とくに女性は、力が足らずに苦しい思いをする方もおられます。この場合では、そのように鍛え上げる運動ではないので、無理のない方法での腹筋をおすすめします。たとえば、通常の腹筋が大変だと思われる方は、いわゆる体育座りをした状態から体を後ろへゆっくり倒し、腹筋に負荷を感じたところで数秒間キープをして、元に戻るという運動を数セット行ってみましょう。

3-3.体をほぐす

体をほぐすとは、柔軟性をつけることです。もちろんストレッチでも体が柔らかくなるでしょう。それに加え筋肉のやわらかさを求めた運動も加えると、相乗効果が出るでしょう。もし自宅にストレッチボールやストレッチポール(なければテニスボールでもいいでしょう)があれば、うまく利用しましょう。筋肉が硬いと思われる部分に、寝た状態でボールの上で体をスライドさせていきます。これによって硬くなっていた筋肉がほぐされていきます。そして、リンパや血液の流れが良くなり、体質が改善されていくでしょう。

3-4.正しい姿勢を意識する

体が凝り固まっているような感覚を覚えておられる方は、何かの時に悪い姿勢を取ったり、どこかに力を入れたりする癖がある場合も多いでしょう。骨盤や骨格の歪みを促進させてしまうような姿勢はできるだけしないよう、普段から心がけることも改善法の1つです。

立っている時の姿勢がまっすぐなっているかどうか、重いかばんを持ち歩いたり片方だけで長く持っていたりしてはいないか、無意識のうちに足を組もうとしていないかなど、姿勢を悪くしがちなケースは限られています。できるだけそのような姿勢になっていることに気付いた時は、姿勢や動きに改善を加えてください。 正しく立っている時の姿勢の特徴は次のとおりです。

  • 視線は前方に
  • 肩の力を抜く
  • あごを引く
  • くるぶしが一直線上に並んでいる

また、正しく座っている時の姿勢の特徴は次のとおりです。

  • あごを引く
  • 背もたれと腰をつけない
  • おしりと膝のところは90°に
  • 足の裏全体を床につける

4. まとめ

日常の生活の仕方によっては骨盤や骨格が歪んでしまうこともあります。そうなれば体のバランスが崩れ、体に不都合が起こることもあるでしょう。それを防ぐ意味でも、普段からの運動や取るべき姿勢、力の入れ方など意識をするだけでも、その悪い症状を改善させたり予防したりすることにつながります。

「アイリス」は、長野県松本市を中心とした大手の整骨院です。体について自覚症状があり、改善をさせていきたい方がよく来店されています。前述のような症状に悩まされておられる方、体のバランスを整え改善させていきたいとお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。